災害発生による緊急時対応【事前訓練①】
令和6年5月8日(水)高畠町糠野目地内において、内水排除作業と照明作業の訓練を実施しました。
内水排除作業とは、大雨等の災害時に堤防の民地側(堤内地)に溜まった水(内水)を、水中ポンプで堤防の河川側(堤外地)へ排水する作業です。
台風や梅雨等による大雨の影響で、河川の水(外水)が増えた場合、堤内地へ泥水の逆流を防ぐために、堤内地の排水路の下流末端にある施設(樋門や樋管)のゲートを閉鎖して、排水が停止されます。その後、堤防の民地側に降雨や排水路の水が溜まり、家屋の床下浸水や田畑の冠水等の内水被害に発展します。その為、内水排除作業を行い、堤内地の増水を抑制しています。
当方は、国土交通省より水中ポンプを搭載した排水ポンプ車を貸与し、その作業に責任を持って携わっています。
搭載している水中ポンプは4台であり、排水能力は計4台で1分あたり30m3排水するものであります。
当社における内水排除作業の実績は20年以上であり、県内外の多数の場所で経験しており、今後も災害時における速やかな対応ができるよう、訓練や実践を経験し、ベテラン経験を伝授する教育を行い、担い手を育成し継続しております。
照明作業とは、災害時に堤防決壊による応急復旧や道路法崩れの応急処理等を夜通し作業する際に、作業場を照らす目的とする作業であります。
当方は国土交通省より貸与している10m伸縮ポール式を搭載した照明車を管理しています。
この作業も内水排除作業同様で県内外に派遣され作業を実施しています。
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